先月に古いIBMのパソコンを利用して構築していたIPNutsのマシンが壊れた。
故障箇所はメモリコントローラー。
ただの民生品なので仕方がないが、やはり少しでも安定運用をしたいので次のマシンにはIBM ラックサーバであるxSeries 330をチョイスした。
xSeries 330は1Uサイズのラックマウントサーバだが、既にサーバとしては引退時期の製品であるため中古品を安く手に入れることができた。
スペックはPentiumIII-S 1.4GHz、1024M ECC RAM、という具合で入手価格はたったの7,000円。安くなったもんだなぁ・・・。
なかなか状態も良かったので複数台導入しようかとも思ったが、結局1台だけ導入。
ルータプログラムを動かすには下手なPentium4などのアーキテクチャよりもCoppermineコアが向いているという話もあるのでスペックとしては丁度良いどころか、オーバースペック気味。
作業中風景
■今回の作業手順
まず念入りに動作チェックをした後、HDDを取り外す。
もちろんHDDから起動しても良いが、いくらSCSIのディスクとはいえHDDが消耗品である事には変わらないし、少しでも消費電力を落とした方が良いのでHDDの代わりにコンパクトフラッシュから起動する事にした。
必要になるのはIDE-CF変換機。
今回はPCIボードを挿す位置に固定できるタイプのものを利用。
1Uサイズしかないのでこのタイプが一番使いやすいと思う。
CFカードを動かすために電源が必要だが、マシンの中に電源コネクタは無い。
仕方が無いので唯一汎用のコネクタが使われているCD-ROMドライブの電源コネクタを分岐する。
メス側のコネクタがやはり見当たらないのでジャンク箱のパーツから部品取り。こういう時はやっぱりガラクタを集めていると何かと役立つよなぁ・・・。(工作好きな人の部屋が汚いのはそういう理由です)
このコネクタの延長線とかがどっかに売ってると楽だったのだが。。
短絡だけ気をつけて分岐ケーブルを作成。
汚くてすいません。。
CD-ROMコネクタを外して分岐ケーブルに差し替え。
どのくらい電源取って大丈夫なのか分かりませんが、CF動かすくらいなら余裕でしょう。
ここで実は困ったのがIDEケーブルが手元に無かったこと。
ATA66~のケーブルはいくらでもあったのだが、ATA33のケーブルなんて今時どこにもなかった。
xSeries330側のIDEコネクタがちゃっかりすべてのピンが出ているだめ、穴の一つが塞がれているタイプの80pinのケーブルは接続できないんだなこれが・・・。
結局名古屋駅のソフマップまで買いにいくことに・・・。
まさか今更40pinのIDEケーブルを買う事になるとは思ってもみなかった。
もう一つすごくハマったのが、立ち上げるとPOSTで以下のような謎のエラーが発生して止まってしまうこと。
1762 Configuration Change Has Occurred
162 Configuration Change Has Occurred
ディスクに関するエラーのようだが、CFは特に問題なく動いているし、無視すればちゃんと起動する。ただし、いちいちキーボードで操作しないと進まないのでルータとしてはどうしようもない。
色々試した結果、CFの容量が64Mバイト未満だとエラーが出るらしい。
原因はよく分からないが、そういうチェックになっているようだ。
とりあえず64MバイトのCFが何枚も余っていたのでそれを利用。
IPNutsをインストールして、無事ディスクレスのルータ環境を構築完了。
ちなみにメモリは1024Mも要らないので1枚抜いて512Mにした。
それでも大幅に余っているのだけど。。。
すんげぇ、ちから技!<br>でもこういうの嫌いじゃないですよ。<br>この手のコネクタはこの前アキバでパーツショップに行った時に120円くらいで売っていた気が・・。まあ、無事動くならそれで良しとしますか(笑)
メスのほうは中々見かけないんですけどねえ・・<br>もう使わないと思うけど見かけたらかっとこww
秋月電子でも、売ってますよ☆
そうなんだー。。<br>東京は便利ですなぁ