燃料電池一般発売!
■モバイル燃料電池「DynarioTM(ディナリオ)」の発売について 【東芝ニュースリリース】
ついに一般発売するそうです。
値段は29,800円と「昔はこんな物が・・」みたいな語りをしたい人のお財布にもやさしい価格。
実際にはリチウムイオン電池も内蔵しており、メタノールで発電してリチウムイオン電池を充電、それを使って外部機器を充電できるという仕組みのようです。
カートリッジ(高濃度メタノール)は5本セットで3,150円。
1回の注入で携帯電話を約2回充電できるそうなので、タンクの容量を考えるとカートリッジ1本で約7回充電でしょうか。
重量と値段を考えると普通にリチウムイオン電池の予備を持って行ったほうが効率良さそうですが、カートリッジの入手性さえ良くなればいくらでも発電できるのが夢のあるところです。
飛行機に持ち込めない(メタノールは危険物)のが旅行者にとっては最大の欠点。
国土交通省航空局のページに以下の記述があったので大丈夫かと思いましたが、今回発売される製品の場合、本体はOKだけどカードリッジはNGだそうです(東芝の発表より)。
>燃料電池を搭載した電子機器と予備のカートリッジ(国際電気標準会議の安全基
>準に適合し、「APPROVED FOR CARRIAGE IN AIRCRAFT CABIN ONLY」の表示がされて
>いるものであって、引火性液体(メタノールを含む。)、ギ酸及びブタンのいずれ
>かを含み、一カートリッジ当たりの燃料最大容量が液体については200mℓ以下、液
>化ガスについてはカートリッジが非金属性の場合120mℓ以下、金属製の場合200mℓ
>以下のもの) (国土交通省航空局のサイトより抜粋)
なお、JRでは容器含めて3Kg以内なら大丈夫そうです。
用途次第ではそこそこ実用的なのではないでしょうか?
(もっと最適な手段がおそらく存在するだろうことが難点ですが)