東京では、時折史跡というわけではないのにとんでもなく古いものに遭遇したりしました。
古いといっても戦後のものですが、高度経済成長期以前、もしくはそのころの物って活気の残り香のようなものがあって好きです。
「使えば使うほど良くなる国産品」みたいな標語が好きなんですよね。前向き加減に違和感あって。
戦後の闇市から始まった秋葉原なんてのはまさに街全体がそうなのかもしれません。
ガード下の国鉄の注意書きなんかもいいですよね。
どんどん失われていっているのが残念ですが、どんなふるいものも最初は新品だったので仕方ありません。
この間、通勤帰りにいつもとちょっと違うルートを通って、かつ普通の人があんんまり見ないであろう柱の影に入ってみたら過去の遺物っぽいものみつけました。
いつの時代のものかは判りませんが、いい感じに恥ずかしげもない標語でいいですね。
地下鉄=底力っていう微妙なかけ方も実にいい。
ま、これはさほど古くはなさそうですが、今には無いテイストでぐっと来ました。
最近の「人と地球にやさしく」みたいなエゴ標語よりは好き。
(写真は名城線の神宮西駅、新瑞橋方面のホームにて)