フリーズしまくりなNTT-ME BA-8000Proに代わって導入したPCルータなんですが、こちらも一癖あるようで(´Д`;)
一週間色々試したのですが、PPPoEの所がなんだか不安な動きです。
恐らくMSS(MTU)のサイズの問題で。
MSSって何なんだっていうと、これがややこしい話で、
PPPoEは名前のとおりイーサネットを使います。
簡単にいえば10Base-Tとか100Base-TXとかいうやつです。
イーサネットでは1つのイーサネットフレームでデータを1500バイトまで送れます。
これがMTUサイズという奴で、ここにTCP/IPのデータグラムが入ります。
MTUサイズからTCP/IPヘッダの40バイトを引いたものがMSSサイズで、MSSサイズ=MTUサイズ-40という事になります。
という訳で、PCからイーサネット経由のTCP/IPデータを送信するときには、MSSサイズは最大で1460となります。
しかしPPPoEの場合、イーサネットフレーム上に、PPPoEに必要なデータが余分に追加される訳で場合によってはフレームサイズをオーバーしてしまいます。
フレッツシリーズではMSSサイズを1412以下にしないといらしい。
そういうPPPoEにおける不整合の部分ををPPPoEセッションを作るルータが調整する仕組みのようです。
で、本題。
・IPnutsのMSSサイズのデフォルトは1412。
・「カーネルモードでPPPoEを動かしているときはMSSの設定は無視される」とヘルプに記載あり
・カーネルモードのほうが高速
なのですが、カーネルモードON、MSSサイズ1412の設定だとパケットがロストしまくります。
結果、Webでもサイトによって見えたり見えなかったりします。
そこで、カーネルモードのままMSSサイズを1400とか1350とかに変更してみました。
すると見えなかったサイトが見えるようになったりします。
カーネルモードのときはMSS設定は無視されるんじゃなかったのか?
しかもそれで安心かと思ったら、やっぱりダメなサイトもある。
色々パケット送ってみたりして試したのですが、結論からいうとカーネルモードがNGっぽいです。
ネットで検索してみてもあんまりそういう情報無かったのですが、ウチだけの特有の現象なんでしょうか・・?
(うちはBフレッツ西日本。西日本の情報は少ない)
PentiumIII 733Mhzでは、カーネルモードでなくてもスループットは十分に出るようなのでカーネルモードははずして使うことにします。
MSSサイズは結局1412に戻したけど、カーネルモードでなければこれで良いっぽい。
推測ですが、カーネルモードにすると1412に固定されるんじゃなくて、独自に自動設定とかするんじゃないのかなぁ・・?
なんだかよくわかりませんが、IPnuts導入考えられている方は、最悪カーネルモードは使えないことも想定して、ある程度スペックの高いマシンを選んだほうがよろしいかと。
話は変わりますが、BA-8000の件でツッコミいれてくれたmintさんもBA-8000はやめたらしいw
やっぱりBA-8000落ちますよね!
なんつーかボク、BA-8000Pro2台も持っているんですが・・_| ̄|○
(実家と現住所に1個づつ)