去年はお休みでしたが、今年はまた八重山諸島に行ってきました。
詳しくはまたの機会に書くとして、そのとき見た夜空のお話。
普段、八重山に旅行する場合日程が選べるならば新月の頃を選んでいたのですが、今回は満月でした。
新月の日を選んでいたのはもちろん星がよく見えるから。
そして出来れば南十字星(正式には「みなみじゅうじ座」)を見たかったからです。
沖縄では海上が水蒸気でモヤがかかっている事が多く実のところ1度も見えたことは無かったのですが。
そんな訳で、今回は星は見えないだろうと思ってました。
でも行ってから気づいたんですが、満月の日って日の入りのしばらく後に月が出るんですね。
沖縄では日が長いので完全に暗いのは1~2時間ですが、月が出たらちょうど道も明るくなって安全に宿まで戻れるしむしろちょうどいいです。
てな訳で夕食の後夜空観察に行きました。
こんな時手元に星座早見盤があれば便利なんでしょうけど、本州とは正座の全然見え方が違うのでなかなか大変ですね。
沖縄版ってのもあるんでしょうけど、どこに売ってるのかな。。
で、何の準備も知識も乏しい自分にはまったく正座が判らない状態に。
普段見える有名な星座がひとつも発見できないわけです。
さすが南国。
しかしよくよく見てみると・・・
(竹富島より西方向)
・・冬の大三角が見えていました。(シリウス-ベテルギウス-プロキオン)
しかしオリオン座が地平線の下です。オリオンが見えないとシリウスさえ見つからないとは。。
シリウスは全天で一番明るい星なので、逆に今住んでいる名古屋のほうが簡単に見つかりますね。
ほとんど他の星見えないですし。
写真には西表島の街灯って書きましたが、手前にある小浜島の灯りかもしれないです。
この程度の光でもやっぱり邪魔は邪魔です。
で、すっかり忘れていた南十字星なのですが、ふと南の方角を見てみたら・・・!!
・・・なんだよ。普通に見えてるじゃん。。
むしろ今まで1度も見えなかったのが運が悪かったのでしょうか。
判りにくい人のために図付き。
アクルックスの下はすぐにもう丘だったりして水平線に向いていない位置からだったんですが、よく見えました。
思ったより高い位置まで来るんですね。
後で写真をみたらω星団(Wikipedia)まで写っていたようです。
肉眼で見えるほど明るいので古代には単体の恒星扱いだったそうです。
星を見るには本当は空気の乾燥した冬が良いらしいのですが、それは寒いので南国の夏頃がいいですね。
最低30分くらいは見てないと目が慣れませんので寒いと耐えられませんw
5月だったので桟橋でひとり、ぼーっとしてましたが風が気持ちよかったです。
流星や人工衛星もたくさん見えました。
もう少し写真をキレイに撮れると良いんですが、デジカメではむずかしいですね。
明るいレンズ使って感度落とせばもっとノイズ減るかもしれません。
というか暗くて絞りも開放し忘れてました。
星の撮影も今後の課題です。